【10代若者】ニキビとうつ病の意外な関係とは?
ニキビは顔など人の目につきやすい部分にできることが多いため、繰り返すニキビが原因でうつ病になっている若者が増えていると言われています。ニキビとうつ病はどのような関係があるのでしょうか?ニキビとうつ病についてまとめます。
心のケアも必要なニキビ
10代の若者は、成長ホルモンによって皮脂の過剰分泌が起こり、ニキビができやすくなっている若者も少なくありません。しかしニキビは人の目につきやすい部分にできることが多いため、繰り返すニキビが気になり、精神的に不安定になってしまう事もあります。10代は異性を意識しはじめる思春期の頃でもあるため、ニキビに悩んでそれがストレスとなり、ニキビが悪化していくという悪循環になっている若者も多くいます。そのため、ニキビ治療には精神的なケアが大切なのです。しかし、ニキビは顔を良く洗って薬を塗っておけば治る!と安易に言っている医師が未だにいるのも事実です。残念な事に、ニキビが原因で精神的ダメージが大きくなり、自殺をしてしまったという若者もいます。オーストラリアの学会誌では、ニキビに悩む若者の24%がうつ病を併発し、30%以上の若者が自殺を考えたことがあると掲載されています。
ニキビとうつ病の関係
うつ病とは、何らかのストレスを受けることがきっかけで、強い「憂鬱な気分」と共に、食欲が出なかったり、眠れなかったり、考えがまとまらない、疲れやすいなど日常生活に支障をきたす病気です。うつ病には精神的な症状と身体的な症状があり、うつ病の特徴的な症状が複数認められた場合、うつ病と診断されます。重症の目立つニキビはうつ病の発症リスクが高くなるという言われています。逆に言えばニキビを改善することは、うつ病の発症リスクを下げる事にもつながります。
まとめ
朝、鏡を見てニキビができているのを見つけて憂鬱な気分になった経験がある方も少なくありません。たったひとつのニキビでも憂鬱になるのですから、顔全体にニキビができていたり、メイクでは隠しきれない状態のニキビやニキビ跡、重症なニキビの場合、精神的に不安定になる確率が高まります。そのため、ニキビが原因でうつ病を発症してしまう事もあると言われています。逆にニキビが改善されたらうつ病の状態がよくなったというケースもあるようです。ニキビケアは患部のケアだけではなく、精神的なケアも重要だという事です。