ムヒでニキビ跡が消える!?都市伝説を検証してみた。
ムヒでニキビ跡が消えるという都市伝説を知っていますか?ニキビ跡とムヒの関係を徹底検証します。
ムヒの成分とニキビの関係
ムヒと聞くと虫刺されとイメージする方も少なくありませんが、ムヒはかゆみや湿疹、蕁麻疹、あせもなどに効果があるとされている軟膏です。ムヒの主成分はジフェンヒドラミン、グリチルレチン酸、イソプロピルメチルフェノールなどがありますが、今回注目するのはグリチルレチン酸と、イソプロピルレチルフェノールです。グリチルレチン酸には炎症を抑える働きがあり、イソプロピルメチルフェノールには高い殺菌力があると言われているため、ニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌の殺菌効果も期待できると言われています。そのため、ムヒは炎症を起こしている段階のニキビの炎症を抑え、新しいニキビを抑える効果が期待できると考えられているのではないでしょうか。
ムヒとニキビ跡
場合によっては炎症を起こしているニキビへの効果が期待できるムヒですが、ニキビ跡の改善への効果はどうなのでしょうか。ニキビ跡とは簡単に言えば、ニキビによってできた「傷あと」です。ニキビができなければニキビ跡もできませんが、一度できてしまったニキビ跡は肌のターンオーバーを正常化する事でじっくりケアしなければ改善は難しいと言われています。ムヒには抗炎症作用や殺菌作用があるため、状態にもよりますがニキビへの効果は期待できるかもしれません。しかしニキビ跡への効果はあまり期待できるとは言えないでしょう。
まとめ
結論から言えば、ムヒでニキビ跡が消えるというのは都市伝説レベルの情報です。ムヒの成分から考えられる効果は、ニキビ跡ではなくニキビの炎症を抑え、新しいニキビができにくくするだけでしょう。しかし、塗りすぎてニキビが悪化してしまったというクチコミがあるのも事実です。間違ったニキビケアはニキビを悪化させ、ニキビ跡を多くつくってしまうため正しいニキビケアをするようにしましょう。