重症ニキビは点滴で治せるって本当？
炎症がすすみ化膿しているニキビや、ひどく痛みや痒みを伴うニキビなど、重症のニキビは点滴での治療が効果的だと言われています。その点滴ではどのような成分が点滴として使用されるのでしょうか？点滴はニキビ跡にも効果はあるのでしょうか。重症ニキビと点滴についてまとめます。
ニキビ治療に使用される点滴とは？
ニキビ治療に限らず、一般的に点滴や注射は有効成分を直接血管に入れるため効果に即効性があります。薬剤やサプリメントでは胃腸の調子などで、吸収の効率が変わってしまいますが、点滴や注射は成分が100％吸収される点が即効性の理由です。重度のニキビやニキビ跡で使用される点滴は、高濃度ビタミンCやニキビやニキビ跡の状態によって、その他のビタミンを合わせたりすると言われています。ビタミンは体内での合成ができないですが、人間が生きて行く上では欠かす事ができない重要な成分だと言われています。ビタミンにも種類はありますが、高濃度ビタミンCの点滴療法の効果は、アレルギー疾患のかゆみを緩和したり、身体の免疫力を強化して感染症を予防し、体内から美肌を作る事が目的とされています。その他にプラセンタ点滴によるニキビ治療などを行っているクリニックなどもありますが、プラセンタの点滴は医学的なエビデンスが乏しいため、現状では安全性が確立されていないとの見方もあるためあまりおすすめできません。
点滴治療も補助的治療のひとつ
高濃度ビタミンC点滴によるニキビ治療は効果的だと言われていますが、ニキビを根本的に治療する事にはならないため、あくまでも全般的な肌トラブルを軽減する補助的治療のひとつだと考えなくてはなりません。大人になってからできるニキビはホルモンバランスの乱れやストレス、生活環境など様々な要因が絡み合っている場合が多いため、点滴によって一時的に解消されたとしても、根本的な原因から解消しなければ再発する可能性は高いと言えます。
まとめ
ニキビやニキビ跡の治療は様々なものがありますが、比較的に即効性がある治療法のひとつに点滴治療があります。しかしこれは根本的なニキビの原因を解消するものではないため、補助的治療のひとつと考えなければなりません。しかし、点滴治療は肌の新陳代謝が良くなるなどの理由からニキビ跡の改善にも期待が持てる治療だと言えます。
