ニキビ跡を消すのに有効な成分！レチノールってなに？
ニキビ跡にレチノールが有効だと聞いたことはありますか？そもそもレチノールとは何なのでしょうか？レチノールとニキビ跡の関係についてまとめます。
レチノールってなに？
レチノールとは科学的にはレチノイドと呼ばれており、脂溶性ビタミンに分類されるビタミンAの事です。ビタミンAは構造上、レチノール、レチナール、レチノイン酸の3つに大きく分けられます。レチノールの特徴は比較的、刺激が少ないですが、光や熱、空気によって酸化しやすいため不安定だと言われています。肌のターンオーバーの促進とも深い関係があるためニキビ跡にも効果が期待できます。それに対し、レチナールはレチノールが酸化されたもので、レチノールよりも刺激があるとされています。レチノイン酸は医療分野で使用される事もあり、肌のターンオーバーを強く促進するため、赤身や乾燥などを引き起こす事もあるため、化粧品への使用はされておりません。
ニキビ跡とレチノール
ニキビ跡を消すには肌のターンオーバーを促す必要があります。化粧品に配合されているレチノールは、皮膚のターンオーバーの正常化や、コラーゲンの生成、皮脂分泌の抑制作用、角化細胞の増殖を促進するなど、ニキビ跡にも効果が期待できると言われています。しかし、レチノールは酸化しやすく不安定な成分であるため、化粧品への配合は難しいとも言われています。そのためレチノールをより安定させ、肌に吸収されやすい状態にするなどの改善が加えられています。
まとめ
ニキビ跡の解消には肌のターンオーバーが正常に行われる事が大切ですが、レチノールは皮膚のターンオーバーの正常化の他、コラーゲンの生成、皮脂分泌の抑制効果、角化細胞の増殖を促進する働きなどがあるため、ニキビ跡に効果が期待できる成分のひとつだと言われています。
